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血液・腫瘍グループ

特色

 鳥取大学小児科は、県内唯一の非血縁者間骨髄移植及び臍帯血移植の認定施設です。
 血液・腫瘍グループとしては、小児血液がん専門医・血液専門医・がん治療認定医の資格を有する3名が中心となり、現在5名で、山陰地方および中国山間部に在住する子ども達に診療を行っています。
 小児がんの課題は多岐にわたりますが、正確な診断に基づき、適切な治療を行うため、2014年12月に、日本で小児がん治療・研究を専門とするほぼ全ての大学病院、小児病院(小児がん拠点病院、中央機関を含む)や総合病院(小児血液・がん専門研修施設)が参加し、JCCG(日本小児がん研究グループ(Japan Children’s Cancer Group, JCCG))という小児がんに関する臨床研究グループが結成されました。ここでは、幅広い領域の専門家が集結し、小児がんの最先端で最良の治療成果を日本や世界各国の子ども達に届けることを使命と考える、オールジャパンに立脚する唯一の組織となりました。

 

診療

当科は、小児血液疾患分野において、JCCGと小児癌・白血病研究グループ(JCCLSG)に所属しています。

その利点として

1)JCCG中央診断を受けることができます。

2)JCCG治療研究委員会が作成した治療研究に基づく治療を提案します。

3)該当の治療研究がない場合は、現時点の最良と思われる治療を提案します。
また、小児がん分野において、神経芽腫、腎腫瘍、肝腫瘍、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫などの固形腫瘍 についても、全国規模の治療研究グループに参加しています。


 院内学級(小学校・中学校)、プレイルームを併設し保育士が常勤しています。
治療中は、歯科衛生士・栄養士・薬剤師・理学療法士・作業療法士・ソーシャルワーカーと連携し、より良い環境を提供しています。

 

教育・研究

 当グループは、JCCGの治療研究を計画し実施する立場(リンパ腫委員)からも、最良で適切な治療法の開発に取り組んでいます。また教室内で各種遺伝子解析による補助診断などもおこなっています。難治性/再発の血液疾患、小児がんや免疫不全症の患者様に対しては、積極的に造血幹細胞移植も行っています。造血幹細胞移植は、年間5例前後です。

 

スタッフ

奥野 啓介

日本小児科学会専門医・指導医
日本血液学会専門医・ 指導医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
日本造血細胞移植学会 造血細胞移植認定医
日本小児血液・がん学会 専門医・評議員・指導医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
日本肉腫学会 希少がん肉腫指導医・専門医 (小児科医:薬物治療)
日本血栓止血学会認定医
日本輸血・細胞治療学会認定医
細胞治療認定管理師
新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)インストラクター
卒後臨床研修指導医          

掛江 壮輔 日本小児科学会専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
日本小児血液・がん学会専門医・臨床研修指導医
卒後臨床研修指導医
前島 敦 日本小児科学会専門医
日本血液学会 専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
宮石 昌典