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消化器アレルギーグループ

診療

【肝臓疾患】

 小児の肥満・メタボリックシンドロームに伴う脂肪肝、乳児の胆汁うっ滞性疾患、慢性ウイルス性肝炎などの診断・治療を積極的に行っています。これらの疾患はいずれも放置していると気づかないうちに肝硬変症に進行する恐れがあるため、迅速かつ正確な評価には「肝生検」という診断法が必要不可欠ですが、当科では中国四国地方の小児科としては小児期の肝生検が行える数少ない施設の一つです。  B型肝炎ウイルス母子感染予防も行っており、定期的な観察中に万一母子感染がはっきりした場合でも、治療適応について迅速に判断し、インターフェロンを中心とする抗ウイルス療法を行っています。


【消化器疾患】

 重症便秘症は頻度が比較的高く、しかも生活の質が低下しやすい疾患です。早期の診断・治療が望ましい疾患であり、当科はこれを積極的に行っています。また近年急増している炎症性腸疾患についても小児外科や消化器内科と共同で診断・治療にあたっています。難治性なことも多いため、外部の専門医療機関とも連携をとりながら診療にあたっています。


【アレルギー疾患】

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患は増加傾向にあり、これらの疾患の診断・治療を行っています。特に食物アレルギーは血液検査だけでは診断が難しい場合も多く、経口食物負荷試験による正確な評価を行っています。全身的なアナフィラキシー反応は重症のアレルギー反応であり、救急対応が必要な疾患です。当科では近隣の医療機関と連携し、重症患者の受け入れを行っています。

 

村上 潤

日本小児科学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医・指導医
日本小児栄養消化器肝臓認定医
卒後臨床研修指導医

倉信 奈緒美

日本小児科学会専門医
日本アレルギー学会 アレルギー専門医
卒後臨床研修指導医

友森 あや 日本小児科学会専門医
日本アレルギー学会 アレルギー専門医
新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)インストラクター
卒後臨床研修指導医
中島 由希子

日本小児科学会専門医